通帳の摘要欄にメモをしよう
起業するとき、まず初めにやっておきたいのが事業用の銀行口座をつくること


これをしておかないとプライベートと事業がごちゃごちゃになってお金の流れが見えなくなり、自分がどれだけ経費を使っていくら利益をあげているかがまったくわからなくなるためです。
ですが、しっかりと分けようとしても個人事業主はどうしても混ざってしまいがち。
そこで、事業用口座の入出金の時には通帳の摘要欄に手書きで何のための入金もしくは出金なのかをメモしておくようにしましょう。

↑通常は振込先などが印字される場所をメモ欄として使います。

ゆうちょ銀行の通帳には摘要欄がありませんので、空いているところに記入します。
ちなみにわたしは通帳が入っているバッグの中に筆記用具を常備してすぐ記入するようにしています。
接待交際費は『誰と?』をメモしておく

接待交際費は税務調査が入ったときに特に入念にチェックされる勘定科目のひとつです。
なぜなら接待交際費はプライベートと仕事の区別があいまいになりやすいから。
家族との食事や旅行を経費で落とし、のちに税務調査で発覚して追徴課税…という話もよくあることです。
当たり前のことですがプライベートの経費を計上することは絶対にNGです。
なので接待交際費のレシートや領収書は、もらったらすぐに『誰と?』メモしておきましょう。
そうすればプライベートの飲食と混ざってしまってもすぐに見分けることができます。
帳簿をつける時に二度手間を防ぐ方法

これは私が以前Amazonで事務用品を購入した時に出力した領収書。
確認&会計ソフトに入力したあとポンッと押します。
毎月の帳簿の締めの日にレシートやWEB明細書をチェックして会計ソフトに登録したあとすぐに押しておくことで、
『あれ?これってもう確認&入力したっけ…?』と不安になる
→悩む
→見直す
→やっぱり確認&入力してあった
→結局2倍時間がかかったことになる
という悪循環を防ぐことができます。
しるしを付けとかないと何か月か経つと人間って忘れるものなんです…。
ちなみにこれは『邪悪なハンコ屋しにものぐるい』という、ハンコ屋なのはわかるけど、それ以外はまったくナゾなお店で購入したもの。
カピバラさんのハンコに『OK。』という文字入れをして作りました(→カピバラ好き)
ゆる~~~いイラストがわたしのツボすぎて、これ以外にも用途別に何個も持っているくらいお気に入り。
商品と同梱のリーフレットも面白くてオススメです。
「お気に入りのハンコが使える♪」
と思うと毎日・毎月のめんどくさい帳簿つけも、楽しくなるというもの。
ぜひみなさんもお試しください!
まとめ
プライベートと事業を分ける作業というのが帳簿記帳や確定申告の時に一番大変な作業です。
2、3か月前くらいなら記憶も何とか残っていますが、(注:個人差アリ)
それ以上になると『あれ、この出金なんだったっけ…?』と、忘れてしまうことも多いはず。
ひと手間を惜しまずにその都度ちょこっとメモするだけで後々ラクになります。
ぜひ習慣にしてみてくださいね。
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【参考】税についての相談窓口 国税庁