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起業初期こそ税務署と上手くつきあいましょう

こんにちは。市川えり(Twitter| Instagram)です。

『税務署はなんだか怖いところ』

『起業初期の段階の自分とはあまり関係がない』

というママ起業家さんは意外と多いです。

メディアや物語の中でも悪役としての扱いを受けがちですから、そういう誤解を受けるのも無理はないでしょう。

しかし、帳簿や確定申告についての知識に乏しい起業初期の人にとって税務署はむしろ味方になってくれる場所だというのはご存じでしょうか?

この記事では初期のママ起業家さんが税務署と上手くつきあうためのポイントをご紹介していきます。

この記事の内容

税務署は怖いところ?

強制調査のイメージが強い

テレビや映画やなどの影響で『税務署は怖いところ』と思っているママ起業家さんもいらっしゃると思います。

特に税務調査に関しては

「確定申告をしたら税務調査が入りますよね!?」

と戦々恐々としている方もいるようです。

過去記事でも取り上げましたが、実際は確定申告をしてもしなくても来る場合がある、というのが本当のところでしょう。

なので初期の段階では必要以上に不安を感じる必要はありません。

詳しくは以下の記事を参考にしてください。

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税務署員は態度が悪い?

窓口に相談したら高圧的で冷たい態度をとられた

分からないから質問したのに専門用語で説明されてますます混乱した

長時間待ったのに書類不備で出直せと言われた

おそらくですが、こういう印象を持っている人は確定申告の時期に税務署を利用したのではないでしょうか?

確定申告が始まる2月以降、税務署の職員さんたちは多忙を極めます。

確定申告のために来署する人は格段に増えますし、相談も多岐に渡ります。

わたしたちも忙しいとつい余裕がなくなってしまったりストレスを感じたりしますよね。

それと同じく税務署の職員さんも人の子です。

確定申告の時期になって1年分のレシートや領収書をどっさり持ってきて『何からはじめたらいいかわかりません』なんて言われたらイラっとするのも仕方ないと思いませんか。

なので確定申告の時期に慌てて税務署に駆け込むことがないように事前に準備しておくことが大切です。

確定申告後の五月以降なら比較的すいているそうですし、相談にも丁寧に対応してくれると思いますよ。

便利な税務署のサービス

タックスアンサー

出典:【国税庁】タックスアンサー(よくある税の質問)

タックスアンサーとは国税に関するインターネット上の税務相談室です。

よくある質問に対する回答をキーワードで検索して調べることができます。

窓口や電話で相談する前にある程度自分で調べておくと全く知識ゼロの状態よりもスムーズに解決につながる場合もあります。

分からないことはまず検索する習慣を身につけましょう。

国税局の電話相談センター

出典:【国税庁】税についての相談窓口

タックスアンサーで調べたけれど、いまいちよく分からない…。

そういう時は税務署の職員に直接質問ができる電話相談を利用しましょう。

注意すべき点としては、こちらの伝え方や認識の違いで担当してくれる人によって回答が微妙に違うことがあるので注意が必要です。

電話相談をする際は質問したいことをメモに書き出すなどして明確にしておくと相談がスムーズに進みます。

記帳説明会

税務署では記帳や確定申告に関する説明会を随時開催しています。

開業したてで全く知識のない状態から記帳のしかた、帳簿の保存などについての基本を無料で学ぶことが可能です。

決算時の棚卸や減価償却についても説明してもらえるので、帳簿が複雑になりがちなハンドメイド作家さんはぜひ利用していただきたいサービスです。

記帳説明会や記帳指導について詳しくはこちら

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記帳の仕方がわからない方へ|国税庁

なお記帳説明会に参加するためには開業届を提出していることが前提になります。

開業届をまだ提出していない人は以下の記事を参考にしてください。

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記帳指導

記帳指導とは、開業届を提出しさらに青色申告もする人が受けることのできる無料の制度です。

記帳指導の受け方には以下の二種類があり、好きな方を選択できます。

税理士によるマンツーマン指導

税務署から推薦された税理士から直接対面で指導を受けることができます。

マンツーマンでの相談が可能なので集中して学びたい人にはおすすめです。

メリットは多いですが、相性が合わないなどのデメリットもあります。

メリット
  • 自分の事業やケースに合わせたピンポイントな指導をしてもらえる
  • 帳簿や確定申告のほかにも税金や節税のアドバイスをしてもらえる
  • パソコンを持っていない場合でも指導してもらうことが可能
  • 希望であれば自宅に来て指導してもらえる
  • 税の専門家とのコネクションができる
デメリット
  • スケジュール調整が必要
  • オンラインやクラウド会計ソフトには対応していない場合がある
  • 税理士の指定はできないので相性が悪い場合がある

税務署が指定するパソコンソフトを利用したグループ受講

セミナーのように何人かが集まってグループで受講するタイプの記帳指導です。

基本的にパソコンを使って記帳するため、ノートパソコンを持っていることが望ましいです。

メリットとデメリットは以下のとおりです。

メリット
  • グループ受講なので気軽に受けられる
  • 同じ悩みを共有する仲間ができる
  • 会計ソフトの使い方を教えてもらえる
  • 自分で帳簿や確定申告ができる力がつく
デメリット
  • 決められた日にちでしか受講できない
  • パソコンを使えることが条件
  • 「私の場合はどうなの?」という個々の状況に合わせたケースに対応しにくい

まとめ

税務署は怖いイメージを持っている人もいると思いますが、起業初期の人の相談に乗ってくれたりサポートをしてくれる制度がたくさんあるということをお分かりいただけたでしょうか?

また昨今では相談者が気軽に質問できるように、より正確でスピーディーなチャットボットというAIを活用した自動回答システムも導入されはじめています。

記帳指導は記帳説明会よりもさらに進んだサポートしてもらえるため、順番待ちが出るほど人気があります。

わたしも起業初期は税理士の先生とのマンツーマンの指導を選択しました。

帳簿や確定申告のほかにも税金や節税、税務調査の話を聞かせてもらって大変勉強になりました。その時担当してくださった先生にはいまでも大変お世話になっています。

開業届や帳簿や確定申告など、起業にまつわる制度について悩んだときはぜひ活用してみてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました!

当サイトではコンテンツの正確性・妥当性の確保に努めておりますが、執筆時点の各種法令に基づき記載をしているため、記載内容が必ずしも最新の情報であるとは限りません。

わからない場合は自己判断せずに、関係各所やお住まいの地域の税務署の窓口か電話で相談しましょう。
税務に関してのお問い合わせは以下のサイトに連絡先があるので参考にしてください。

【参考】税についての相談窓口 国税庁

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この記事を書いた人

2人の子育てをしながら完全独学にて国家資格である2級ファイナンシャルプランニング技能士/AFPを取得。

その資格を活かして、ママさん起業家が直面する扶養・税金・社会保険・確定申告・開業届・経費・帳簿にまつわるセミナーや個別相談の開催、執筆等の活動を数多く手掛ける。

現在はブログの執筆をメインとしてフリーランス・個人事業主のあり方やライフプランについても書いています。

神社仏閣めぐりとネコが好きなアラフォーです。

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