年末近くになると気になりだすのが、たまりにたまったレシートや領収書の山。
日に日に存在感を増すそれらはあなたの神経をチクチクと刺激し続けているのではないでしょうか??
確定申告直前ににまとめてやる人も多いかもしれませんが、紛失などで探すのに手間がかかったり、後から出てきて計算しなおしたりなど大変な思いをした人もいるはず。
この記事ではそんなやっかいなレシートの山を”スモールステップ”で片づけてしまう方法をご紹介します。
やるとやらないとでは確定申告にかける労力に雲泥の差が出ます!
参考にしていただければ嬉しいです。
なぜレシートはたまるのか?

個々の状況によってさまざまなパターンはありますが、その主な原因は以下の3つと考えられます。
①緊急性がない
「確定申告の期限は3/15。テスト勉強の一夜漬けのように、毎日毎月レシートや帳簿の整理をしなくても、直前に集中してやればいい。」
こういう心理が働くとレシートや領収書はどんどん溜まっていきます。
毎年確定申告の時期にSNS上で繰り広げられる個人事業主の嘆きがそれを如実に物語っていますよね。
②整理するためのスケジュールを組んでいない
直前まで放置しようというつもりはなくても
「時間があるときにやろう」
と思っている人は多いですね。
しかし断言します。
ぽっかり空いた時間は訪れることはありません!
それにそういうご褒美のような時間は別のことがしたくなりますよね?
解決策は手帳を開いて仕事の一環としてレシートを整理するためのスケジュールをあらかじめ組んでしまうのです。
③山のようなレシートを一気に片付けようとする
何ヶ月分もの山となったレシートを前にするとやる気も失せるというもの。
まずはレシートを集める、月ごと・経費ごとに分けるなどスモールステップで取り組みます。
千里の道も一歩から。まずは手を動かすことからはじめましょう!
スモールステップによる手順
スモールステップで小さな目標をクリアするためにはどのような手順を踏めばよいでしょうか?
以下に一例をあげてみました。
レシートを一か所に集める

まずはレシートや領収書を集める作業から。
集めたつもりでも意外な所から出てくることがあるもの。
申告後に見つかって後悔しないよう、今のうちから一か所にまとめておきましょう。
レシートを月ごとに分ける

集めたレシートを月で分けます。
封筒を12枚用意して表に『〇月』と記入。
先ほどわけたレシートを入れていきます。
頂上の見えないレシートの山を12の小さい山に分けることで精神的圧迫感を和らげる効果がありますよ。
勘定科目ごとに分ける

月ごとに分けたレシートの封筒から1か月分を出し、勘定科目ごとに仕分けします。
分け終わったらレシートをホッチキスなどでひとつにまとめましょう。
勘定科目ごとの金額を計算する
勘定科目ごとのレシートの合計を計算し、封筒に記入しておきます。
こうする事で確定申告時の経費の集計もグッと楽になります。
さらにどの月にどの経費をいくら使ったかも一目瞭然。偏った経費の使い方をしているか否かもチェックできます。
まとめ
このようにレシートがたまってしまう原因を知り、作業をいくつかに分けて小さなゴールを設けることでレシート整理に取り組む際の精神的負担を和らげる効果があります。
『やる気』は実際に行動することによって出てくることが脳科学的にも証明されています。
来年の確定申告は余裕をもって終えられるよう、ぜひ今のうちから取り組んでみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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